2014年1月29日水曜日

釧路市こども遊学館でサイエンスショーを行いました

釧路市こども遊学館でサイエンスショーを行いました



   2014年1月25日,26日に釧路市こども遊学館を会場に,北海道教育大学釧路校授業開発分野と琉球大学留学生の学生(2年・3年)、釧路工業高等専門学校科学ボランティアによるサイエンスショーが開催され,2日間でのべ700名の子どもたち、市民がサイエンスショーを楽しみました。本サイエンスショーは,高専は同好会の発表、本校は講義『総合学習研究』の最後の発表会として行っているものです。今年度は,「分光」,「ドライアイス」,「蛍光物質」,「光の反射」,「浮力」,「発電」,「摩擦」,「動物が見ている世界」,「てこの原理」をテーマに身近な「はてな」を,身近な材料を使った科学実験や観察などショー形式で子どもたちや大勢の来館者と一緒に楽しみました。



   サイエンスショーは,科学のおもしろさを実験や観察を通して子どもたちにステージでパフォーマンスをしながら、伝えるものです。授業と同じように「教える内容」と「教える技術」が必要です。授業とは違うのは、異年齢の大勢の方々が見ているということです。そのため、内容が伝わらないと,観客はその場を離れ退室します。つまりその場でショーが評価されることになります。半期にわたる講義の中で、全国で行われているサイエンスショーのビデオを分析し、よりよいショーとは何かをイメージしました。その後、伝えたい「テーマ」を決め、どのような観察実験がよいかを検討していきます。また、同時に、観察実験をどの順番に示し、どのようにつないでいくかシナリオを検討します。また、どのようなパフォーマンスをすることで、より興味関心を高めて理解してもらうかを検討します。途中で、いくつもの観察実験をやめ、シナリオを変えるなど、紆余曲折がありましたが、高専と合わせて12本のサイエンスショーを実施し、多くの観客から大きな拍手と、「わかった」「おもしろかった」という感想をもらっていました。 釧路校授業開発分野では『サイエンスコミュニケーション力』そして『授業力』を高める1つの方法としてサイエンスショーに取り組んで6年目になります。卒業生には、サイエンスショーのコンテストで全国優勝する姿、科学館職員となり、実際にサイエンスショーにとりくむ姿、学校教育にサイエンスショーの要素を取り入れる姿も出ています。昨年の「オーロラ」は今年、サイエンスショーの全国大会「第12回科学の鉄人」に書類審査を通過し、2月に出場します。





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